
女性は妊娠するとつわりを経験します。つわりとは妊娠初期にみられる動悸、めまい、むかつき 、食欲不振、吐き気、眠気、消化器系の不快症状などの総称です。個人差はあるものの、妊婦さんの約8割の人につわりが見られます。
つわりは妊娠5~6週ぐらいから始まり、9週目ごろにピークに達し、14~15週あたりまで続く人が多いと言われています。つわりを起こす原因はまだ詳しく分かっていませんが妊娠したことによるホルモンバランスの急激な変化に体がついてこれずに起こると言われています。
動悸やめまい、吐き気の器質的な原因としては妊娠する事で子宮が大きくなり他の臓器を圧迫することと、受精した卵子に沢山酸素と栄養素を運ぶために体内の血液循環量が増加することが挙げられます。またおなかが大きくなるにつれ横隔膜が押し上げられ、胸部が圧迫される事によって一度の呼吸量が下がるため、心臓や肺は沢山酸素を取り入れようとして活動が活発になります。そうすることで心臓や肺に負担がかかり、動悸や息切れ、息苦しさが出てくるのです。
また妊娠のメカニズムはがん発生のメカニズムと良く似ています。したがって妊娠すると赤血球、白血球、血小板などを除いた血液量が著しく増加して、相対的に血液内の赤血球が薄まることになり貧血を起こしやすくなります。動悸を起こす原因として貧血もありますので同じ仕組みで動悸を覚えることになります。つわりは人によって非常に症状が重く辛いものです。
「こんな状態で赤ちゃんが無事に育つんだろうか?」と不安に駆られる人もいますが、つわりは赤ちゃんからお母さんへの「元気に育っているよ」と言うメッセージだと思って頑張って乗り切ってください。また、マタニティブルーと呼ばれる妊娠中に見られる特徴的なうつ状態もつわりが大きく関わっていると考えられています。最近ではマタニティ用のおしゃれな洋服なども増えていますので、普段よりおしゃれをして気分転換に外出してみてはいかがでしょうか?
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